カンボジアに学校が一つ建ちました

現地レポート

- スタッフレポート - 

現地のスタッフからのレポート、子供たちの写真、手紙などを順次掲載していきます。カンボジアの今をリアルタイムにお伝えいたします。

開校式ツアー<最終日>
投稿日:18年9月14日

ツアー最終日は世界遺産、アンコール遺跡の視察です。アンコール遺跡群は現在のカンボジア王国の淵源となったクメール王朝の首都の跡で、今回は数ある遺跡でも特に有名なアンコール・トム、タ・プローム、アンコール・ワットを視察しました。

タ・プロームは、今まさに自然の侵食によって朽ち果てようとしており、もの悲しさとはかなさを感じさせる遺跡でした。アンコール・トムは、城門が塔になっており、東西南北の四面に観世音菩薩の彫刻が施されているのが印象的でした。また、アンコール・ワットは広大な敷地の中に無数の大伽藍と美しい彫刻が数多く存在し、雄大な中にも計算された美しさをもつ遺跡で、遺跡群の中でも圧倒的な存在でした。

途中、何度か強烈なスコールに遭遇し、びしょ濡れになりながらの視察でしたが、何とか予定通りの行程を全うし、世界遺産を満喫することができました。

 

 

 

 

開校式ツアー<3日目>
投稿日:18年9月12日

今朝は開校式の準備の為4:00から活動を開始しました。みそかつ準備班が日本から持ってきたとんかつを揚げ、昨日マーケットにて仕入れた米を炊きました。ごはんは順調にできたのですが、1000人分のとんかつを揚げるのに予想以上に時間がかかってしまった為、フライヤーとは別にガスコンロを使い4箇所でかつを揚げ、急ピッチで準備を進めました。

プノンペンに来てから2日間とも雨だったのですが、バスが学校に近づくにつれ、早朝から降っていた雨も次第に弱まり、うっすらと晴れ間もでてきて、テンションも開校式に向けてさらに上がってきました。

8:00に矢場とん小学校へ到着。すでに子どもたちや村の方々は準備が整い私達を待ちわびているようでした。私達が会場に入ると歓迎の花飾りをひとりひとりにくださいました。そして、昨日表敬訪問でお会いしたサイ・チョン大臣も駆けつけて下さり式典がスタートしました。

まずはカンボジア国歌を子どもたちがピアニカで演奏をしました。次に、コーディネーターのビチェイさん、社長、女将、大臣がスピーチを行いました。社長は感極まって言葉に詰まり、そのような社長の姿がとても印象深く、感動的で私達も一緒に喜びを共有することができました。女将がスピーチで「皆さんにみそかつを召し上がっていただきたいと思います!」と言った時、会場が一気にどよめきました。

その後、ビチェイさんの掛け声で子どもたちから日本語で「社長さん、ありがとう!」「女将さんありがとう!」と元気な声で感謝の言葉をいただきました。

その後、記念品の贈呈、サイ・チョン大臣の祝辞など経てセレモニーが無事終了し、楽しみにしていた子どもたちとの交流のスタートです。まずは日本から持ってきたボールを使ってのドッチボール大会。ドッチボールを知らない子どもたちにルール説明し、スタッフが実際にやって見せました。すると、理解した子どもたちが次々と加わり、皆で元気にドッチボールを楽しみました。そして次はいよいよ子どもたちに「みそかつ」を振舞います。子どもたちの反応は様々で、ペロッとたいらげる子や初めての味噌の味に箸がすすまない子もいましたが、お昼が近づいてきて、お腹が空いてきたせいか、きれいに食べているようでした。

最後は日本から持ってきたプレゼントをひとりひとりの子どもたちに手渡しし、開校式は無事終了。笑顔で手を振る子どもたちとお別れしました。

 

 

開校式ツアー<2日目>
投稿日:18年9月11日

 本日はカンボジア政権与党の人民党(CPP)への表敬訪問、プノンペン市内観光(キリングフィールド/トゥールスレン/セントラルマーケット/王宮)をさせていただきました。

 
表敬訪問では、ボランティア活動や今回の学校建設についての報告、カンボジアの現状と今後の政府の方針などについて意見交換をし、学校建設にあたりサイ・チョン大臣直々に感謝のお言葉をいただきました。
 
次にキリングフィールドを見学しました。到着後、激しいスコールが降り、あぜ道が泥だらけでしたが、何とか見学をし、慰霊塔で線香をあげさせていただきました。ポルポト政権時代に処刑された幾千もの本物の頭蓋骨を目の当たりにした時、皆が言葉を失いました。キリングフィールド場内を歩いていると今もなお人骨や服の切れ端が続々と出土し、当時の壮絶な悲惨さを物語っていました。その後、プノンペン市内にあるトゥールスレン博物館を見学しました。もともと高校だった建物ですが、ポルポト政権時代には刑務所として使われ、たくさんの罪の無い人々が収容、拷問、処刑されました。建物の中には、拷問に使われた道具や拷問され処刑された人々の写真、死んでいったときの写真、実際に収容されていた方が当時の様子をリアルに描いた絵などが展示してあり、ここでも当時の凄惨さを感じずにはいられず、重く悲しい気持ちになりました。
 
この後に昼食(コンチネンタルホテルの中華)を頂き、庶民の台所と呼ばれるセントラルマーケットへ行きました。すべての商品に値札がなく、皆思い思いに交渉しながら買い物をしました。また、このマーケットでみそかつ準備班が現地調達物資を仕入れました。
 
その後、一度ホテルに戻り、実際にみそかつ調理で使わせていただくホテルのキッチンへ挨拶へ行き、翌日の打ち合わせを行いました。ホテルのスタッフはとても協力的で、厨房器具の貸し出しも快く了解いただきました。ありがとうございました。そのお礼として、以前見学させて頂いたときに約束していた美味しいてんぷらの揚げ方セット(天ぷら粉とマニュアル)と日本のレトルトカレーをプレゼントしました。夕食後、今回のツアーのメインイベントである開校式の打ち合わせと準備をしました。子ども達へのプレゼントであるポロシャツ、トートバックの仕分けに時間が多くかかってしまいました。それでもみんなの協力そ準備を無事に終えて、翌朝へ向けて早めの時間に解散しました。
 
(昨日の移動と朝からの雨で、皆様、少々疲れ気味のようでした) 

開校式ツアー<1日目>
投稿日:18年9月9日

本日、9月10日の開校式を向かえる為、名古屋、成田、福岡から総勢38名がバンコク経由でプノンペンへと出発いたしました。夕食はカンボジア市内の小さなレストランにてカンボジア料理をいただきながら、アプサラダンスを観賞させていただきました。この度、素晴らしいショーを披露してくれたのはCCLAというカンボジアの孤児を支援するNPOの子どもたちです。乗り継ぎを入れて8時間の長旅でしたが、子ども達の元気に癒され疲れもどこかに吹き飛んでしまいました。日本からのお土産もとても喜んでくれて、初日から有意義な時間を過ごす事ができました。

 

現地視察に行ってまいりました。
投稿日:18年8月26日

この度開校式を迎える小学校はプノンペンから車で1時間30分のところにあり、校庭が牧場のように広く、いくつか見学したカンボジアの学校の中でも静かでのどかな場所でした。校舎も完成していましたが開校式を待って鍵が掛けられており中を見ることはできませんでした。開校式当日は子供達村人含めて約1,000人もの人達が集まるそうです。今回は他の団体が建てた学校の開校式も出席させていただいたのですが、開校式は村を挙げての一大イベントであり、自分の想像を超えた盛り上がりでした。村人達の期待感、喜びは相当なもので、今から身の引き締まる思いです。また今回は、現地の子ども達に振舞う「みそかつ」の調理のお手伝いをしていただくホテルのスタッフさんとも交流できました。大変明るく、協力的で、これを機にいろいろな日本料理を知りたいと向学心旺盛なスタッフさんがたくさんいました。