カンボジアに学校が一つ建ちました

現地レポート

- スタッフレポート - 

現地のスタッフからのレポート、子供たちの写真、手紙などを順次掲載していきます。カンボジアの今をリアルタイムにお伝えいたします。

矢場とん 第6班が2011年11月28日~12月2日 カンボジアに行ってきました。
投稿日:18年12月14日
サーマティペップ村、スワイポーク村

29日の第2校目矢場とんスクール開校式に出席するために矢場とんスタッフ総勢25名でサーマティペップ村に行ってきました。

2校目になる矢場とんスクールは1校目のトリーピアンカェ村から車で30分ほどの距離にあります。人民党副大臣のサイ・チョンさんを始め500人の生徒や2000人を超える村の人々が私達を向かえてくれてその期待感と雰囲気に圧倒。緊張の中、無事式典が行われました。

子どもたちが日本語で「こんにちは!」と大きな挨拶をしてくれ、新たな感動で胸がいっぱいになりました。こどもたちと交流会をし、その後1校目の矢場とんスクールにも1年ぶりに訪ね、新しく入った子どもたちや卒業生たちと楽しいひとときを過ごしました。

30日には矢場とんスクールの第3校目の候補地であるスワイポーク村にも視察に。プノンペンから車で1時間かかる田んぼの真ん中にあり、迎え待つ村の人々の歓迎ぶりからも新しい学校への期待感が解りました。

この村の収入はお米やカゴを作ることぐらいしか無く、その日の生活費位にしかなりません。カンボジアも都市部では数年前とは打って変わり都会となりつつあります。

しかし、少しでも都会を離れるとこのスワイポーク村のようにまだまだ水不足で、電気も通っていません。まず、新しい学校を建てるために土地を購入することから始めなくてはならず、生活用水のため池の整備もしていかなければなりません。

日本では蛇口を捻れば水が出ます。教育を受けることができます。当たり前のことを改めて感謝する機会をいただきました。
この想いをカンボジアの子どもたちに少しでも届けるため矢場とんはこれからも活動を続けていきます。皆様のご理解、ご支援をお願いいたします。矢場とんスタッフ

矢場とんカンボジアスクール

初めて体験するバルーンアート。笑顔で挑戦。

サッカー大好き!はだしでボールをけるのもお手の物。

国の名前を日本語で伝え、こどもたちからはクメール語で教えてもらいました。さぁ、国当てクイズ!

こどもたちと目を合わせ直接触れ合うことでコミュニケーションは繋がるのを実感。

大矢鋳造株式会社の大矢会長より学校に大きな時計が贈られました。早速教室に飾りました。

中日ドラゴンズの英智選手より寄贈されたうんてい。元気に遊んでくださいね。

リコーダーの音階はまだまだ。でもリズムをとったり拍手で盛り上がるのは万国共通。

矢場とんスタッフからのレシーブを受け止めてね。

ドッヂボール大会。言葉が通じなくても真剣になれば、解りあえるって本当。

毎回、女の子に大人気の大縄跳び。跳ぶのがとても上手!

<寄贈>
  • リコーダー、ハブラシ、せっけん:愛知産業大学工業高等学校様
  • サッカーボール:黒岩唯一様、株式会社ロコフットサルパーク様
  • マイバック:ネクスタ株式会社様
  • ビブス、下敷き、クリアファイル:中日ドラゴンズ様
  • 帽子、ドラゴンズノート:中日ドラゴンズ選手会様
  • ドッヂボール、バレーボール、グローブ:カッセイ食品株式会社
  • ハブラシ:平和不動産株式会社
  • ボールペン、ノート、ラーメン、種:寄付金
開校一周年を記念して11月8日~12日 カンボジアに行ってきました。
投稿日:18年12月1日
在カンボジア日本大使館、JICA、カンボジアトラスト、職業訓練所訪問
黒木大使と在カンボジア日本大使館前にて

矢場とんスクールが開校されてから1年経ちました。総決算として選抜隊がその成果と今後の活動の確認の為カンボジアへ行ってきました。昨年と比べ首都はどんどん都市化が進み、見違えるほどでした。でも、一歩街を出て村へ行くと道路は舗装されておらず、はだしの子どもたちもいました。学校でも教科書、棚などが不足しています。しかし、教室の机はとても綺麗で、落書きをしたりぞんざいに使用している物は一つもありませんでした。どれだけ物を大切にして、一生懸命勉強しているのかが伝わってきました。学びたいと強く願う子ども達に必要な物をこれからも是非届けたいと思います。今後とも皆様の温かいご協力をお願いいたします。 (選抜隊スタッフより)

カンボジアトラスト

カンボジアトラストでは義肢装具士の育成と義足、義手を製造し、届ける活動をしていました。

バイク洋裁

職業訓練所では、孤児や家庭に問題をかかえた子どもたちがバイクの修理、洋裁などの技術者としての基礎を一生懸命勉強していました。

矢場とんカンボジアスクール
子供たち リコーダー サッカーボール

皆様から寄贈していただいた沢山のリコーダーやサッカーボール。これで音楽や体育の授業が組み入れられます。みんな、楽しそう!

ため池

ため池にいっぱい水が溜まりました!

大縄跳び

毎回女の子に大人気の大縄跳び。歓声が飛び交いました。

野球

先生だって野球に初挑戦!しっかり覚えて子供たちと一緒に遊んでくださいね。

バッティング練習

カンボジアには野球の文化がありません。プレゼントした真新しいグローブ、バット、ボールで早速、キャッチボール、バッティングの練習。覚えが早いですね。

プレゼント

寄贈していただいた文具類などをプレゼント。新学期を迎えた子どもたちの制服となる矢場とんTシャツもよく似合ってます。

手品

社長の手品もみんなの人気です。

感謝状

ご協力いただいた方への感謝状にカンボジアの言葉を添えていただきました。

<寄贈>
  • 文具(アクサ生命保険(株)様、名古屋城振興協会様、岐阜総合学園高等学校様、
      (株)出雲殿様、名古屋グランパスワイズメンズクラブ様、三井住友銀行様、(株)T・F・K様)
  • 楽器(弥富高等学校様、名古屋グランパスワイズメンズクラブ様、岐阜総合学園高等学校様、
      愛知産業大学工業高等学校様)
  • 野球ボール、バット、グローブ((株)アルファポイント様)
  • ドラゴンズキャップ(中日ドラゴンズ様、中日ドラゴンズ選手会様)
  • サッカーボール((株)アルファポイント様)
  • 歯ブラシ(安藤七宝店様、岐阜総合学園高等学校様、(株)出雲殿様)
  • 包帯(グリーンぱる様)
  • おもちゃ(ばかうま様)
<献金>
  • 岡崎信用金庫 上前津支店様
  • (株)中央陶器様
  • (株)ミタキライス様
  • 中日ドラゴンズ 前田選手様、新井選手様、山井投手様、英智選手様
  • 愛知産業大学工業高等学校様
  • (株)鶴亀様
  • 弥富高等学校様
  • 名古屋グランパスワイズメンズクラブ様
開校式ツアー<最終日>
投稿日:18年9月14日

ツアー最終日は世界遺産、アンコール遺跡の視察です。アンコール遺跡群は現在のカンボジア王国の淵源となったクメール王朝の首都の跡で、今回は数ある遺跡でも特に有名なアンコール・トム、タ・プローム、アンコール・ワットを視察しました。

タ・プロームは、今まさに自然の侵食によって朽ち果てようとしており、もの悲しさとはかなさを感じさせる遺跡でした。アンコール・トムは、城門が塔になっており、東西南北の四面に観世音菩薩の彫刻が施されているのが印象的でした。また、アンコール・ワットは広大な敷地の中に無数の大伽藍と美しい彫刻が数多く存在し、雄大な中にも計算された美しさをもつ遺跡で、遺跡群の中でも圧倒的な存在でした。

途中、何度か強烈なスコールに遭遇し、びしょ濡れになりながらの視察でしたが、何とか予定通りの行程を全うし、世界遺産を満喫することができました。

 

 

 

 

開校式ツアー<3日目>
投稿日:18年9月12日

今朝は開校式の準備の為4:00から活動を開始しました。みそかつ準備班が日本から持ってきたとんかつを揚げ、昨日マーケットにて仕入れた米を炊きました。ごはんは順調にできたのですが、1000人分のとんかつを揚げるのに予想以上に時間がかかってしまった為、フライヤーとは別にガスコンロを使い4箇所でかつを揚げ、急ピッチで準備を進めました。

プノンペンに来てから2日間とも雨だったのですが、バスが学校に近づくにつれ、早朝から降っていた雨も次第に弱まり、うっすらと晴れ間もでてきて、テンションも開校式に向けてさらに上がってきました。

8:00に矢場とん小学校へ到着。すでに子どもたちや村の方々は準備が整い私達を待ちわびているようでした。私達が会場に入ると歓迎の花飾りをひとりひとりにくださいました。そして、昨日表敬訪問でお会いしたサイ・チョン大臣も駆けつけて下さり式典がスタートしました。

まずはカンボジア国歌を子どもたちがピアニカで演奏をしました。次に、コーディネーターのビチェイさん、社長、女将、大臣がスピーチを行いました。社長は感極まって言葉に詰まり、そのような社長の姿がとても印象深く、感動的で私達も一緒に喜びを共有することができました。女将がスピーチで「皆さんにみそかつを召し上がっていただきたいと思います!」と言った時、会場が一気にどよめきました。

その後、ビチェイさんの掛け声で子どもたちから日本語で「社長さん、ありがとう!」「女将さんありがとう!」と元気な声で感謝の言葉をいただきました。

その後、記念品の贈呈、サイ・チョン大臣の祝辞など経てセレモニーが無事終了し、楽しみにしていた子どもたちとの交流のスタートです。まずは日本から持ってきたボールを使ってのドッチボール大会。ドッチボールを知らない子どもたちにルール説明し、スタッフが実際にやって見せました。すると、理解した子どもたちが次々と加わり、皆で元気にドッチボールを楽しみました。そして次はいよいよ子どもたちに「みそかつ」を振舞います。子どもたちの反応は様々で、ペロッとたいらげる子や初めての味噌の味に箸がすすまない子もいましたが、お昼が近づいてきて、お腹が空いてきたせいか、きれいに食べているようでした。

最後は日本から持ってきたプレゼントをひとりひとりの子どもたちに手渡しし、開校式は無事終了。笑顔で手を振る子どもたちとお別れしました。

 

 

開校式ツアー<2日目>
投稿日:18年9月11日

 本日はカンボジア政権与党の人民党(CPP)への表敬訪問、プノンペン市内観光(キリングフィールド/トゥールスレン/セントラルマーケット/王宮)をさせていただきました。

 
表敬訪問では、ボランティア活動や今回の学校建設についての報告、カンボジアの現状と今後の政府の方針などについて意見交換をし、学校建設にあたりサイ・チョン大臣直々に感謝のお言葉をいただきました。
 
次にキリングフィールドを見学しました。到着後、激しいスコールが降り、あぜ道が泥だらけでしたが、何とか見学をし、慰霊塔で線香をあげさせていただきました。ポルポト政権時代に処刑された幾千もの本物の頭蓋骨を目の当たりにした時、皆が言葉を失いました。キリングフィールド場内を歩いていると今もなお人骨や服の切れ端が続々と出土し、当時の壮絶な悲惨さを物語っていました。その後、プノンペン市内にあるトゥールスレン博物館を見学しました。もともと高校だった建物ですが、ポルポト政権時代には刑務所として使われ、たくさんの罪の無い人々が収容、拷問、処刑されました。建物の中には、拷問に使われた道具や拷問され処刑された人々の写真、死んでいったときの写真、実際に収容されていた方が当時の様子をリアルに描いた絵などが展示してあり、ここでも当時の凄惨さを感じずにはいられず、重く悲しい気持ちになりました。
 
この後に昼食(コンチネンタルホテルの中華)を頂き、庶民の台所と呼ばれるセントラルマーケットへ行きました。すべての商品に値札がなく、皆思い思いに交渉しながら買い物をしました。また、このマーケットでみそかつ準備班が現地調達物資を仕入れました。
 
その後、一度ホテルに戻り、実際にみそかつ調理で使わせていただくホテルのキッチンへ挨拶へ行き、翌日の打ち合わせを行いました。ホテルのスタッフはとても協力的で、厨房器具の貸し出しも快く了解いただきました。ありがとうございました。そのお礼として、以前見学させて頂いたときに約束していた美味しいてんぷらの揚げ方セット(天ぷら粉とマニュアル)と日本のレトルトカレーをプレゼントしました。夕食後、今回のツアーのメインイベントである開校式の打ち合わせと準備をしました。子ども達へのプレゼントであるポロシャツ、トートバックの仕分けに時間が多くかかってしまいました。それでもみんなの協力そ準備を無事に終えて、翌朝へ向けて早めの時間に解散しました。
 
(昨日の移動と朝からの雨で、皆様、少々疲れ気味のようでした)